スコーレ・シンポの開催(2022年12月16日(金)18:00開演)が近づいてまいりました。本日は代表理事のメッセージを紹介します。当日はぜひ会場にお越しくださいませ。
だれもが幸せになる学校「スコーレ・ムーンライト」を知ってもらいたい
突然ですが、私たちは学校をつくります。 そこは既存の学校ではなく、子ども・青年たちが「幸せ」になることを一番に考える場所です。形はフリースクールとなります。「スコーレ・ムーンライト」と呼びます。子どもたちの居場所になることはもちろん、「幸せ」になる方法を学ぶ場所にもなる予定です。
「どうしたら?」「本当に?」などの疑問が出てくることでしょう。でも、待って。私たちには経験と「思い」があるのです。その経験とは、ひとつに今はなき、埼玉県立浦和商業高校定時制での取り組みです。不登校の生徒が9割を超える学校で、「生徒が主人公」の学校づくりと「学びの主人公」づくりのなかで、彼らは元気を取り戻し、仲間と結び合い、時にはぶつかり合っても「もやい直し」、その方法を学び、新しい場所にたどり着く、疲れたら戻ってこれる居場所があって、また元気になっていく。生徒の笑顔、幸せをつくる場所だったのです。
この学校にいた元教師や、応援団や、卒業生が、スコーレ・ムーンライトの母体の一般社団法人Moonlight Projectに集い、響カフェを運営し、太鼓集団響と共に歩んできました。もう一つ経験は、このカフェと太鼓の取り組みです。2014年からはじまった宿題カフェや太鼓教室に、様々な事情を持った子ども・青年が集まり、互いに協力し、居場所をつくってきました。ときには学びに真剣に向かい、あるものは大学進学し、あるものは就職につなげ、彼らは育っていったのでした。
このふたつの経験と、子どもや青年の窮屈な今に対して、「どうにかしなければならない」との「思い」を重ね、私たちは、みんなが幸せになるための学校をつくろうとしています。
心よりお待ちしております。
一般社団法人代表理事 平野和弘
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